【秋号】とても熱い夏

いつも友進ニュースをご愛読して頂きありがとうございます。

さてみなさん、今年の暑い夏はいかがお過ごしだったでしょうか?

 

今年の夏はとても暑く猛暑が多く続きましが、私はその暑さを吹き飛ばす、とても熱い夏を体験をして来ました。

 

それは私の実家宇和島市で行われる牛鬼祭り、毎年、7月23,24日と2日間に渡り開催されます。

 

今年は24日が水曜日のお休みと重なり、数十年ぶりに観戦して来ました。

 

 

1日目がガイヤカーニバル。2日目が牛鬼パレードと、前回来た時と比べて少し内容が変化していました。

 

私が小学生の頃は一日目に銀天街で、鼓笛隊によるパレードなんかもあったりして、人生で初めてトランペットを吹いた経験があり、練習はとてもイヤでしたが、今となってはすごい経験をしたんだなあと思います。

 

また、今となっては全国でも有名になったガイヤカーニバル。(ダンス大会)自分が中学生の頃に生まれたダンスで、その当時の学生は体育祭、文化祭などで踊り、街の至る所でガイヤの曲が流れて田舎にダンスブームがやって来たのを覚えています。

 

 

さあ今回の私のお目当ては牛鬼パレードです。

 

首にネッククーラーとタオル、片手にうちわを握り、フル装備でパレードの聖地牛鬼ストリートへと向かいました。

 

途中の和霊神社にはたくさんの出店が並び、すでにお祭りモードになっています。

 

子供の頃は、ここに大きなテントを張った青年団作っている、大きないちごのかき氷を食べてから牛鬼を見に行くのがパターンでした。

 

 

今回は20体ほどの牛鬼が参加するそうで、赤、青、緑、紫、金色、オレンジと様々な色に染まった牛鬼がまだかまだかと会場を見つめていました。

 

そして開催の合図と同時に、牛鬼のかきふの人達が一斉に声を掛け合い担ぎます。

 

と同時にその後ろについて歩く子供達が吹くブォー、ブォーの音が銀天街中に鳴り響きました。

 

このブォーの正体ですが、竹で出来たブーヤレと呼ばれる楽器で、宇和島市民なら1度は吹いた事がある、あるある話です。

 

今はどうだか知りませんが、私の子供の頃は自分達の手で作った手作りブーヤレで、音が上手く出たり出なかったりと、子供職人の見せどころでもあり、色々と苦戦した事もありました。

 

 

さあ、パレードも終盤で町の至る所で牛鬼達が躍動していますが、場所によっては牛鬼達がくっ付き合い、リーダーが牛鬼の背中に登り、笛の合図で3体の牛鬼がグルグル回ったり、激しく上下に動かしたりする観戦ポイントがあって、それは今も昔も変わってない感じだったので、その経験を活かして先に待ち伏せしていました。

 

最近では女性が牛鬼の背中に乗る事もあるそうです。

 

また今回は特別参加として、今年の正月地震で大変な目にあわれた鳥取県から打吹童子ばやしによる太鼓の演奏もあり、多くの人達がその太鼓の迫力と音色に見入っており、演奏が終わるとたくさんの人達の拍手が一斉に起きました。

 

一通り町中を色々と練り歩いて来たので実家に戻ったところ、何と隣のコンビニに2体の大きな牛鬼が休憩している最中でした。

 

どうやら去年から、隣のコンビニを休憩所として使っているそうで久しぶりに目の前で大きな牛鬼を見る事が出来ました。

 

そしてまたハプニングが、そこに御神輿もやって来て、一時家の前が混戦状態になりました。

 

そんなこんなでとても熱い1日が終わり、携帯の万歩計を見ると久しぶりに3万歩を超えていたのでした。

この記事を書いた人

池田 宗敬

池田 宗敬

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